マンダリンのお話

先日のお客様のお話

2月になり、上の子が高校受験、下は小学校の最高学年として新年度が走り始めたそうです

お父さんもお母さんも大忙し

仕事に子育てに、とても熱心で、いつもできることを最大限にしていらっしゃるなと感じます

ですが、日々追われていて「次、次の予定・・・」と緊張感のある日々が続きすこし疲れてしまいました

「うまく眠れない、夜中に一度起きるとなかなか眠れない。アロマで何かおすすめがあれば教えてください」と相談がありました

メンタルケアはアロマテラピーの代表的な得意分野だと思います

代表的な精油はラベンダー(アングスティフォリア)ですね

他にも原因によってお勧めする精油が変わってきます

女性ホルモンのバランスが原因なのか、外的なストレッサーによる精神バランスの崩れなのか、それとも身体的な不調から(生理痛など)メンタルに不調をきたしているのか

なので、最初に成分の説明をすることをなるべく控えて、最初にいろいろな角度のメンタルケアにおすすめの精油をたくさん嗅いでいただきました

最初はブラックスプルースかなと思いました

ブラックスプルースはマツ科の針葉樹、森林浴効果がありすっとしたバルサム調の香りです。コーチゾン様作用という特異的な作用があります
コーチゾン様作用とは、副腎皮質から分泌されるコルチゾン(コーチゾン)が分泌された時と同じような状態にする作用という意味です
そしてコーチゾンは抗ストレス作用があるため、ブラックスプルースをストレスケアに使うことはよくあります

しかし、どうもブラックスプルースではないようです

いろいろな香りをご提案した結果、マンダリンを選びました

「すっごくいい香り!ずっと嗅いでいたい!」と笑顔になっていただけました

マンダリンは、温州みかんやポンカン、桜島こみかん(鹿児島県民には馴染みの)と同じグループのみかんの精油です

甘いみかんの香りは優しく、よくお客様には「太陽のあたたかさをそのままおなかに入れるイメージ」と説明します

リラックス、誘眠作用、鎮静作用などがあり、不安で身体も冷えて眠れない、末端が冷えて眠れない、プレッシャーあるイベントが控えていて不安がある、そしてその不調がおなか(胃痛や腸)の不調にも来ている・・・などの時によく使用します

温かい太陽そのもの

ご本人と旦那様用に、マンダリンの精油を買って行かれました

後日

「この香りを寝る前と朝に嗅いですごく癒されてる、ありがとうございます」

と言っていただきました

アロマテラピーのハードルが高いと思っていた方が日常に取り入れてくださるようになる時、私たちセラピストは一番やりがいを感じると思います

忙しい年度末、優しい太陽のようなみかんの香りに癒されて、オンオフ切り替えていきましょうね!

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