はじめに|「憧れはあるけど、選べない」あなたへ
アロマを始めたいけれど、初心者は何を基準に選べばいいのか分からない——そんな方に向けて、アロマ歴14年のセラピストがやさしく解説します。
「アロマ、気になります」
「でも、何を買っていいかわからなくて…」
これは、サロンや講座で本当によく聞く言葉です。
種類が多く、専門用語も多く、調べれば調べるほど迷ってしまう。
だから、何も始まらないまま「憧れ」で止まってしまう人も少なくありません。
でもそれは、あなただけではありませんし、悪いことでもありません。
今日は、そんな“超初心者さん”のために、アロマ選びのハードルをぐっと下げてお話しします。
アロマを選ぶ基準は、人それぞれ
最初に知っておいてほしいことがあります。
アロマを選ぶ基準は、人や使い方によって異なります。
「専門家の基準」と「はじめて使う人の基準」は、
実は、同じでなくていいと私は思っています。
プロの世界では、
・成分が明確である
・安全性が高い
・用途に合わせて使える
といった、一定の基準が必要になります。
一方で、初心者さんの目的はもっとシンプル。
「香りを生活に取り入れて、少しリラックスしたい」
それで十分なんです。
目的が違えば、選び方が違って当たり前。
まずはそこを、安心してスタートしていただけたらと思います。
プロが扱う「高品質な精油」ってどんなもの?
アロマ講師や専門家が扱う精油には、成分分析表がついています。
これは、
・クリームやオイルなど、肌に付くものを作る
・人に提供する
といった場面で、安全性と信頼性を確保するためです。
成分分析表は、各アロマの「名刺」や、犬についた「血統書」のようなもので、
学名、Bioマーク、各成分の割合、多くの農薬分析値などが事細かに記されています。
少し厳しく感じるかもしれませんが、これは「良い・悪い」の話ではなく、
使用する際の責任の範囲が違う、というだけです。
なので、
「専門家が使っているものじゃないとダメ」
ということはありません。
私が使用しているメーカーには「プラナロム」などがありますが、
「フロリハナ」や「生活の木」なども有名です。
また、私の場合は地産地消も大切にしており、
瀬戸内海で採れた精油などを使用することもあります。
その際はやはり、「プロ」の基準で選んでいます。
そして、お肌に付ける場合は、必ず「自己責任の範囲」で行います。
超初心者さんは、ここからで大丈夫
もしあなたが、
「アロマ、初めてです」
「まずは香りを楽しんでみたい」
という段階なら、
ハードルは、もっと低くて大丈夫です。
・ディフューザーで香らせる
・アロマストーンやコットン、ティッシュに垂らす
・お部屋や玄関で楽しむ
これだけでも、立派なアロマの取り入れ方です。
「間違えて無印良品のものを買ってしまったけれど、部屋に焚いたらダメですか?
プロの方に相談したら、品質的に使ったらダメと言われて…」
という質問を受けることもあります。
個人的には、成分分析表がなくても、100%ピュアで安全であることが確認できれば、
恐れず試してみていいと思っています。
少量で手に取りやすいものから始めてもOKですし、
先ほども述べたように、各地域の「地産地消」の精油を探してみるのもおすすめです。
まずは、
「香りを感じる時間」を持つこと。
それが、いちばん大切です。
ただし、ネットワークビジネス系のアロマや、
100円均一のアロマは、その単価を考えても100%ピュアなものは考えにくいため、
一度調べてみてくださいね。
また、お肌に付けることはおすすめしません。
「ちゃんとしたものを使わないとダメなら、やめておこうかな…」と思ったら
情報が多い今の時代、
「基準が厳しいものを使わないと、よくないのかな?」
と不安になる気持ちも、よくわかります。
でも、最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。
アロマはテストではありません。
使用方法に点数も、合否もありません。
使ってみて、どう感じたか。
それが、あなたにとっての答えです。
香りを選ぶ時間は、
今の自分を感じる時間でもあります。
アロマテラピーの普及を仕事にしている立場として、
「なんだか難しいからやめておこう…」
となってしまうことは、いちばん避けたいことです。
もう少しやってみたくなったら、次の一歩へ
「もう少し知りたくなった」
「お肌につけるものも作ってみたい」
そんな気持ちが出てきたら、
そのタイミングで専門家に相談すれば大丈夫です。
段階を踏んで、少しずつ。
アロマの学びは14年経っても奥深く、私自身もまだまだ知らないことばかり。
数十年講師をされている先生方も同様に、
「学びが終わらない」とおっしゃいます。
急いで取り入れず、
心の赴くままに使ってみてほしいと思います。
まとめ|香りは、暮らしをやさしく彩るもの
アロマは、特別な人のものではありません。
知識がなくても、資格がなくても、
香りは、あなたの暮らしにそっと寄り添ってくれます。
正解を探すより、
「今、心地いい」を大切に。
香りが、あなたの毎日を
ほんの少し、やさしく彩りますように。
